購入までの押さえておきたいポイント
- 事前に資金計画をシミュレーション
- 希望条件の整理
- 全体の流れを知る
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事前に資金計画をシミュレーション
自己資金やローンの借入可能額、月々の返済額などを把握しておいてからの物件探しがベストです。
自己資金、年収、雇用体系、毎月の返済額、ローン完済時の年齢などを考慮に入れたうえで、無理のない資金計画かどうか判断します。
事前に資金計画を検討をつけておけば、選定する物件などの条件なども把握できます。
【住宅ローンの種類】
①公的融資:国や自治体、財形住宅融資
②民間融資:銀行、信用金庫、フラット35
③その他の:社内融資
などがあります
購入代金以外の諸費用も必要になります。
・住宅ローン手数料
・印紙税
・手付金
・引越し費用
・登記費用
・不動産所得税
・仲介手数料など
※諸費用は一括払いできるだけの資金を用意する必要があります。
一般的に現金払いですが、自己資金での支払いに不安がある場合は下記の方法もあります。
①諸費用を含めた金額で住宅ローンを組む
②諸費用を支払うためのローンを別個で契約する
ただし、オーバーローンになったり、すべての金融機関で諸費用ローンを取り扱っているわけではないため注意が必要です。
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希望条件の整理
条件として重要視するものを家族といっしょにしっかりと話し合い、優先順位をつけて整理することが大切。
・住みたい地域は?(エリア)
・物件の種別は?(戸建て、土地、新築、中古住宅etc…)
・広さや間取りは?
・予算、購入方法は?(住宅ローン等)
・いつにするか?(引っ越ししたい時期)
・ハウスメーカー、工務店、リフォーム会社は?
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全体の流れを知る
- 物件を探す・選ぶ
検索サイトなどで条件に合ったものを探すか、直接不動産会社に相談して条件をもとに探してもらうことができます。 - 現地見学/相談
気になる物件を見つけたら問い合わせをして、実際に見に行きましょう。
(掲載元の不動産会社でなくても問合わせOK)
【見学時に持っていくと便利なもの】
・方位磁石
・メジャー
・筆記用具
・カメラ - 物件の決定・購入の申込み
購入する物件が決ったら、購入申込書を記入し売主様へ購入の意思表示をする。
そして、不動産会社へ仲介の正式な依頼をします。(媒介契約を結ぶ)
※初めから物件探しを不動産会社へ依頼する場合は「1」の時点で媒介契約をします。 - 住宅ローンの事前審査
住宅ローンを希望する場合は事前審査の申し込みをする。
物件購入の申込といっしょに、住宅ローンの事前審査を受けるのが一般的です。
リフォームやリノベーションをされる場合は、この時に手配しましょう。 - 重要事項の説明、購入契約
不動産会社の宅地建物取引士から購入物件に関する重要事項説明(物件に関する説明のこと)を受けます。
※重要事項の説明は1時間~2時間程度かかります。
売主様との購入契約(売買契約)後、売主様へ手付金(契約金)を支払います。
【手付金に関して】
・売買金額の10%程度
・売買契約当日に現金で手渡しすることが一般的です - 住宅ローンの本申込み
【融資審査】
・きちんと返済能力があるかどうか
・物件の資産的価値
・借りる人の健康状態
などの融資審査があります
仮審査は通ったのに本審査に落ちたということがあったりします。
本審査が通るまで気を抜かないでおきましょう。 - 売買残代金と諸費用の支払い、物件の引き渡し
・売買残代金の支払い(決済)と諸経費の支払い
・司法書士による不動産の所有権移転登記
・物件の引き渡し
※決済場所は買主様の利用する銀行などで行うのが一般的です。 - 引っ越し
引き渡し後、引っ越しとなります。
条件によっては不動産取得税などの税金が軽減される場合があります。
また、入居の翌年には、確定申告で住宅ローンの控除申請が必要ですので手続きをお忘れなく。