安曇野市天然記念物『オオルリシジミ』を見に行こう!
長野県安曇野より、こんにちは
5/18(土)第2回目むしの会自然観察会に参加してきました
今回の内容は
『安曇野市の天然記念物オオルリシジミの観察』
絶滅危惧種のチョウ『オオルリシジミ』
今では長野県の一部と熊本県の一部にしか生息が確認されていません
安曇野市では市の天然記念物として保全活動をしています
幼虫期はクララ(マメ科)の花と蕾しか食べないという
グルメ?偏食?なチョウ
クララには毒性があり、昔はトイレのウジ殺しとして使われていましたが
水洗トイレが普及するにつれクララ自体が減少…
また、昔はよく行われていた「野焼き」
この野焼きもオオルリシジミの卵に寄生する蜂(メアカタマゴバチ)を
駆除する効果があったのですが
近年野焼きも行われなくなり…
というところが
オオルリシジミが激減してしまった原因として考えられています
国営アルプスあづみの公園 堀金・穂高地区では
「里山文化ゾーンのサンクチュアリ(生息地保全)」と
「田園文化ゾーンの池周辺」にクララを植栽しています
ということで
むしの会メンバーでアルプスあづみの公園へ
ちなみに
国営アルプスあづみの公園 堀金・穂高地区では
10月上旬 「食草クララを植えよう!」
公園内の他の場所で自然発生することを期待して
食草クララの株を参加者と一緒に植えるイベントを実施しています
公園内では動植物の採取は禁止で
虫取り網も持ち込み禁止なので
子供たちはちょっと物足りない感じでしたが
お天気もよく楽しい一日でした
多種多様な生きものたちと人間がともに共存していける里山を未来へ繋いでいけますように!